土屋薬局のはてなブログ

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シミの漢方薬。漢方服用1ヶ月でシミが消えて美肌に!

長いお付き合いの漢方薬のお客様がいらっしゃいます。

土屋薬局の漢方薬のお客様で40代、女性です。

先日、9ヶ月ぶりに来店されました。お話をお伺いすると

 

顔のシミが漢方薬服用1ヶ月でだいぶ消えて美肌に。

 

顔のシミが気になります。だいぶでてきてさすがにメイクでも顔のシミが隠せなくなってきました」

「春先に汗が吹き出すようになりました。ほてりも出てきました。手足が冷たいです。動悸もあり頻脈となり動けなります。だるくて疲れやすいです。何もする気がおきません。気分も落ち込みがちになります。夜は眠れています。睡眠時間は少なめです。月経周期は94日とだいぶ長かったです。」

 

土屋薬局の漢方薬の相談コーナーにたくさんの赤ちゃんの写真が貼ってあるのですが、しみじみとこう言います。

 「うちの息子も小さい頃は可愛かったのに、いつの間にか高校生。すっかり親の言うことを聞かない子供に育ってしまいました」

 「昔はとても良かったのだけど。。。」

 

お仕事は介護の仕事をされています。ちなみに顔のシミの漢方薬相談で来店されたお客様のおじいちゃん、おばあちゃんは昔、路地でトマトを販売していて土屋家もわざわざトマトを買いに行ったものです。

 

いろいろと繋がりがあるお客様です。介護の仕事をされているお客さまは「冬の間は生姜茶ばかり飲んでいた」そうです。体が乾燥する恐れ、津液(しんえき)という「潤い」をなくす恐れがありますので。いま現在の乾いてほてる、のぼせる状態と相反する「間違った生活習慣」を改めて頂きました。(つまり生姜茶を止めること)

 

漢方薬は2種類おすすめしました。 

1つは「養心安神」に「補陰」も兼ねる漢方薬 

2つめは「補陰」して体の潤いをつけながら更年期にも良い働きをする漢方薬

 

昨日の7月17日の漢方薬の相談でのご来店。 

まったくお顔の色が明るくなってとても明るい表情でした。 

先月はお顔の色も暗い感じで顔のシミもたくさんありましたので、顔のシミがすっと消えていて大いに驚きました。

 何かその顔のシミの漢方薬の2種類の組み合わせは昔、月経周期が短いお客様が1周期で妊娠、出産されたこともあるくらいですから、即効性もある漢方薬のようです。

 

ちょっとお勉強…シミとは…

 

シミは顔面、とくに前額、頬、目の周囲や口の周りなど左右対称にみられます。比較的に境界がはっきりしています。淡褐色または暗褐色の色素斑です。シミの大きさは色々あります。成年女性、また男性にもみられます。炎症症状はなく自覚症状もありません。夏に悪化し増えたり、冬に軽減することが多いです。紫外線やストレスでもシミがひどくなることが多いです。

 

◎シミができる原因

 シミは皮膚基底層を中心にメラニン顆粒が増えることで発生します。ひどい時にはメラニンファージなどもみられます。メラニン細胞の働きが強いのです。 

 

 …ここから中医学による肝斑(シミ)のまとめです…

 

肝斑→疏肝、活血が中心、適度に補腎を入れる。肝斑とは顔面に生じる左右対称性の炎症症状を欠く、淡褐色の色素斑。 

いわゆる“シミ”

 

<シミの症状> 

顔面、特に前額、頬、鼻背、眼の周り、口の周りに左右対称性にみられる比較的鮮明な淡褐色あるいは暗褐色の色素斑で、いわゆる“シミ”と呼ばれているもの。  

成年女性に多い。男性にもみられる。炎症性はなく、自覚症状もない。夏季に憎悪、冬季に軽減。

 

<病因病理>

 西洋医学:明らかでない。日光照射、妊娠(妊娠性肝斑)、経口避妊薬、卵巣機能異常、抗てんかん薬などが関係。 

女性ホルモン(プロゲステロンエストロゲン)やメラニン刺激ホルモンも、肝斑の発生に関与すると考えられています。

 

<病理> 

メラノサイトの数は不変。表皮基底層のメラノソームは増加。

 中医学の病因、病理

素体不足、七情損傷、脾胃虚損→肝腎不足、気滞血淤、肝脾不和、脾虚湿氾→気血失調、顔面失養

 

肝斑、シミの漢方薬の弁証論治

 

  1)気滞血淤(きたいけつお) 

膿褐色斑、弥慢性分布、頬部に濃い。イライラ、怒りっぽい、胸脇部に腹痛、のぼせ、不眠、生理不順、舌に淤斑あるいは淤血の斑点がある。

 →長期間、漢方薬を服用していくことが大切

 治則:疏肝理気活血

 漢方薬:逍遥丸+丹参製剤(酷いときには、我朮、三りょう)

 

2)肝腎不足(かんじんぶそく)

 褐色色素斑、境界鮮明、顔色は艶がない、眩暈、腰や膝がだるい、痛み。

舌質が紅い、苔が少ない。 

治則:補益肝腎(ほえきかんじん) 

漢方薬:六味地黄丸(杞菊地黄丸)+丹参製剤、二至丹(女貞子、旱蓮草)

 

3)肝脾不和(かんぴふわ)

 シミは顔面に淡褐色~濃褐色斑、大小不等、辺縁はわりに判別しやすい。

胸や脇腹に満悶、両脇に張痛、腹部が張れて苦しい。生理不順。舌苔 白膩

 

治則:疏肝理脾(そかんりひ) 

漢方薬:逍遥丸+開気丸+丹参製剤二分の一量

 お腹の症状が治っても逍遥丸は続行

 

4)脾虚湿氾(ひきょしっぱん)

 シミは汚い褐色斑、頬、口の周りに著名、四肢が重だるい、食欲不振。女性の場合におりものが多く生理が遅れる。舌質が淡白、歯痕があり、舌苔は白膩

 

治則:健脾理気利湿(けんぴりきりしつ)

漢方薬:参苓白朮散(健脾散)+三分の一逍遥丸+三分の一丹参製剤

気血を調和することが大事。標治と本治を同時にする。

疏肝、補腎、活血が大事!

 

◎シミに効くマッサージ

 

シミの周りのツボを中心にマッサージ。足三里、三陰交、血海、合谷など。ツボは最初は軽く押します。次第に強くだるく感じになるまで1分間くらいツボを押します。気血のめぐりが良くなり、シミが改善されます。

 

◎シミの養生法

 紫外線からお肌を守ります。紫外線はメラニン細胞を活性化させて色素斑が濃くなります。紫外線は肌の老化の原因にも。シワ、たるみなど。 

キノコ、レバー、キクラゲ、りんご、イチゴ、ほうれん草、クルミ、みかんなどの食事でお肌を潤いに。 

身体に病気がある場合には、それがシミの原因にも。身体の調子を良くすればシミが綺麗になる可能性も。

 

中医学ではストレスによるお肌への影響など情志不調(じょうしふちょう)と言われます。自律神経失調症と似ています。自律神経失調症はホルモンの失調にも。ストレスが多い女性にはシミが多いことも知られています。

情緒は中医学では肝臓の機能と言われています。リラックスを心がけ、伸びやかな毎日を過ごしていきましょう。

 

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ココログ版土屋薬局 中国漢方通信: シミの漢方(肝斑)に効く漢方薬

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中国漢方美肌法〜美肌は体の内側から作られる〜

こちらのニフティココログのコラムも参考になりましたら、幸いです。

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